文科省のスーパーグローバル大学創成支援事業とは何か(またそのチャンスの活用の仕方)

国は、日本の大学を英語の授業をたくさん作りグローバル化させたいようである。そのために、スーパーグローバル大学などという助成金を大学のTOP大学に出している。
が、批判も出ている。それは日本の教員の英語が陳腐だということである。以下、刈谷武彦という教育社会学者の批判。


スーパーグローバル大学創成支援事業は、きわめて内向きな「グローバル化」を目指す政策に見えます。その和製英語のネーミングが、おのずと物語っています。日本の大学は、外国語で受けられる授業を増やすことが課題で、英語で教えられる教員が必要です。各大学が10年間の計画をまとめた構想調書には、現状と数値目標が盛り込まれています。しかし、その教員は外国人教員「等」とあいまいさを残した表現になっています。ここには、外国籍や、海外で学位を取得した日本人の教員だけでなく、外国で通算1年以上3年未満の教育・研究歴のある日本人教員が多数含まれるのです。

「外国人教員等」の内訳
①外国人教員
②外国の大学で学位を取得した日本人教員
③外国で通算1年以上3年未満教育研究歴のある日本人教員
④外国で通算3年以上教育研究歴のある日本人教員
現状においても将来計画においても多くの大学で多数を占めるのは③
外国籍や外国での学位取得者は少数派で、それ以外が「外国人教員等」の多数派になるほどの拡大解釈
これがこの政策の日本的特質。


で、スーパーグローバル大学の期間と内容は以下のようになっている。

実施期間
最大10年間(国の財政事情等により10年間を必ず保証するものではありません。)。

事業の評価等
毎年度ごとのフォローアップ活動(後述の「中間評価」実施年度は除く。)に加え、支援開始から4年目の平成29年度と7年目の平成32年度に中間評価、支援終了後(支援開始から11年目の平成36年度)に事後評価を実施する予定です。これらのフォローアップ活動及び中間評価の結果は、翌年度の補助金の配分に勘案されるとともに、事業目的、目標の達成が困難又は不可能と判断された場合は、事業の中止も含めた計画の見直しを行うことがあります。
また、事業開始から5年目の平成30年度には、その前年度の中間評価の結果も踏まえ、より有意義な事業の実施に資する、発展的な構想の見直しができる機会を設ける予定です。

「スーパーグローバル大学創成支援」では、世界トップ100を目指す「トップ型」10校に年間5億円、社会のグローバル化を引っ張る「グローバル化牽引型」20校に年間2~3億円の支援を最大10年間行う。

つまり、26年から10年間だから36年までで2億~5億の予算配分だそうである。多きグラントだろう。また文面を反対によむならば、要するに海外で3年以上の教育・研究経験があるならば文句は言われない。
だったら、3年以上客員研究員として海外の大学に在籍すればいいんじゃないだろうかという感じもするがどうなんだろうか。少し検討してみる価値はありそうである。




http://www.jsps.go.jp/j-sgu/follow-up.html
http://www.jsps.go.jp/j-sgu/data/follow-up/sgu_saitaku.pdf
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/sekaitenkai/1360288.htm
http://www.jsps.go.jp/j-sgu/
http://dot.asahi.com/aera/2016030100239.html
http://setapapa.net/20150929/
https://www.jsps.go.jp/j-sgu/gaiyou.html
https://www.jsps.go.jp/j-sgu/data/download/01_sgu_kouboyouryou.pdf