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精神障害者の生存戦略

精神障害者生存戦略として、私は巧妙に絶望することを回避しているという戦略があると思う。

 

絶望回避戦略とは何か。

 

我々の雇用環境では通常10年~20年と無職であり続けた人間を排除している。どれだけ学歴があろうともそんだけ仕事をしていなければ無能としてどこも採用してもらえない。派遣社員であっても怪しいだろう。

 

精神障害者の中には、10年~20年入退院を繰り返し絶望の境地に陥っている40代、50代の人たちがいてその人たちを見ていると大抵は「怠けている」ように健常者からみれば見えるらしい。

 

でも私は思う。そもそも40代、50代の精神障害者はまともに雇用環境と向き合っているがゆえに絶望してしまったのでそれを回避しようと様々な生存戦略を行っているだけなのだ。

 

たとえばそれは、

・ゲームに夢中になる

・パチンコをする

・フィギアにはまる

 

当然これは、何も働かないでいる状態でである。で、こういうのをみるにつけ同居の家族は、「ごくつぶし」、「怠け者」の働かざるもの食うべからず論理で責める。

 

だが、彼らは【十分に雇用環境を理解しているが故に絶望し希死念慮を抱かないために】そうしているのである。

 

私はこれを絶望回避戦略と呼んでいる。何かに注意を向けることで現状の労働環境の問題に直面し傷つかないために、日々の幾ばくかの楽しみや季節の移り変わり、自分の生きる1メートル内の範囲のことに集中して自尊心を保持するために行っているのである。

 

なので、こういう人たちを見たらこう理解してほしい。

 

彼らは頑張って怠けているのであると。時に、【働かないほうが楽だし自分が勝ち組だ】というような論理まで作り上げて失った時間と機会の絶望から身を守っているのであると。そのように理解してほしいと思う。