株の売買の方法(外国人投資家から学ぶ)

本書の大きな主眼は、株式の投資法について3つのパターン(勝ち方があるということである。また本書は、海外投資家の動向に注目しており、基本的に中・長期的投資家としての外国人の動向で売りか買いか判断することが望ましいと指摘している。(これは要は外国人の投資家のシェアが多いからであるという理由からである)

・大きな上昇相場(上昇トレンド)では、「優良株」を中心に運用する
・ボックス圏の相場(ボックストレンド)では「仕手株」を中心に運用する
・大きな下降相場(下降トレンド)では「材料株」を中心に運用する。(優良株の空売りを併用する場合もある)


では、それぞれ、買い、売りのタイミングはどういう時だろう。中原は以下のように述べている。


買いタイミング
・外国人の買い越し額が急激に増え始めたとき
・個人の売り越し額が急激に増え始めたとき
・金融機関(投資信託)の売り越し額が急激に増え始めたとき
それぞれの条件が同時に満たされればより確度が高くなる。

売りタイミング
・外国人の売り越し額が急激に増え始めたとき
・個人の買い越し額が急激に増え始めたとき
・個人の買い越し額が現金・信用ともにプラスになったとき
・個人の信用による買い越し額が高水準に積み上がってきた時
・金融機関(投資信託)の買い越し額が急激に増え始めたとき

尚、売りでも買いでもそれぞれの条件が同時に満たされればより確度が高くなる。


外国人の買い越しにあわせて上昇トレンドに転換したら、初動のうちに強気で優良株や成長株の買いポジションをつくり、トレンドが転換しなくても外国人のポジション調整の売りが出れば、買いポジションの一部を閉じる。そして外国人の売りに悲観して国内勢が狼狽して売れば買いで拾う。逆に外国人の売り越しにあわせてボックストレンドや下降トレンドに転換したら、買いポジションは、いったんすべて閉じ、投資対象を仕手株や材料株をメインとした短期売買に切り替える。(p.178)



外国人投資のファンドマネージャーの投資先の特徴

1、 主力株であること(流動性が高いこと)
2、 PBRが低い中小型株であること
3、 成長率の高い企業であること
4、 再生企業であること

 外国人投資家は、「正当に評価されていない株価」と「正当に評価された株価」の価格差を冷静に分析して、その価格差を割安・割高の判断基準としており、そのらいその価格差は埋まるという前提で売買している。よって常に1~2年先の企業業績や計画を予測することに精力を注いでいる。


外国人の売り越し要因
1、 急激な円高がドルやユーロに対して進む
2、 アナリストや経済評論家から楽観的な見通しが相次いで出てくる
3、 個人金融資産の株式市場への流入が急加速する。
4、 好材料に株価が反応しなくなる。
5、 株価指数先物で外国人の売りが膨らむ
6、 原油が上がりすぎる、または下がりすぎる
7、 アメリカの住宅バブルが減速する(これもうそうなったんじゃない?)

株の勝ち方はすべて外国人投資家が教えてくれる

中古価格
¥122から
(2016/9/4 02:29時点)